学びの真似び(まねび) 学び続ける人に

学習の仕方に困ったことはありませんか?ここでは、「真似び=学び」という形で、さまざまな学習方法へのアドバイスをしていきます。学習の仕方に悩んだら、受験勉強で行き詰まったら、ぜひ訪れてみてください。効果的な学習方法を知って、学び続ける人を目指しましょう!

2020年入試改革 私大入試改革で受験勉強も変わる?早稲田の発表を受けて。

こんな記事を見ました。
headlines.yahoo.co.jp
まあ、だいぶ認知されたことではあるんですが、実際に学校で受験指導をしていると、もちろん進路指導、学習指導やカリキュラムなどに興味関心が出てくるのと同時に、国語の先生として、「授業の内容」ってこれでどれくらい影響を受けるのだろう?ということも気になってくるわけです。
それはつまり、みなさんの側からすれば、何か受験勉強って変わるの?ということですよね?
ちょっと気になったので、一応、書いてみたいと思います。
こういうのは、新しい情報でどんどん更新されていきますし、また大学もどんどん入試方法を変えていくはずです。
したがって、あんまり真剣に読まない方がいいです。
真剣に読むのは、高校1年生と、浪人する可能性がある高校2年生ぐらい。
それより下の学年になっていくと、こんなところの情報よりも、1年後の情報の方が信じられますからね。
準備には意味がありますが、慌てず、今与えられていることをしっかりやることの方が大事です。
まず、私がまとめたのがこちら。
manebi.hatenadiary.jp
一応振り返りながら進めます。

2020年入試改革

まず2020年の入試改革をまとめるとこんな感じです。詳しくは前回のを読んでください。かなりシンプルに書きます。

センター試験が共通テストになる

変化は、国語に記述分がプラス。20分、200点にプラスアルファ、のようです。今のところ。数学①に記述が入る。これは100点の中。さらに、複数解選択などの解答方式が可能になってきます。あとは1点刻みをやめる、といっていましたが、これもだいぶ不透明です。入試で使うなら、1点刻みをやめたけど、3点刻みです、とか、900点満点で5点刻みです、とかそういうことになるんじゃないでしょうか。

英語4技能外部試験が「国立」大学で義務化

高3になってから2回。「この検定受検を受験に使います」と宣言してから検定に向かう方式のようですね。だから、2年生までの点数は関係ないし、宣言した時に失敗したらだめってことです。その意味では受験ですね。
あと、義務化したのは国立ですが、まだまだ不透明。もともとは共通テストの英語がなくなるぐらいの雰囲気だったのに、どうもそうではないですから、「外部検定」「共通テスト」「大学ごとの個別試験」と3つあるわけですから、外部検定は受験資格だけという大学から、個別試験では英語やりません、という大学まで、さまざまになりそうですね。

学力の3要素が義務化、それに合わせて調査書変更

これは意外と重要で、私の予想では、調査書が加点される大学が増えるとふんでます。詳しくは前回のやつをどうぞ。

推薦入試が整理される

基本は変わりませんが、定員をこちらに振り分ける大学は間違いなく増えてきますから結構面倒です。準備が両方必要になってきます。

というような変化なんですが、入試準備としては、なんとなくわかってくるわけですが、それでは勉強の中身はどれほど変わる必要があるのか、という話です。

早稲田は何をするのか?

早稲田が何をするのかは最初のリンクをお読みください。
政治経済学部国際教養学部スポーツ科学部のたかだか三学部ではありますが、それでも看板の政治経済学部がやるっていうのが味噌です。
で、やることは、

数学の必修化

と言われていますが、共通テストで4科目ということですね。25点ずつ100点。

外部検定得点化

30点程度だそうですね。とはいえ、どのぐらいの得点で、平均的な生徒と何点差がつくかは未定。

独自試験の変更

90分一題とはいいながら、英語と社会の論述のにおいがぷんぷんしております。英語の図表読み取りと歴史総合や公共をベースと書いていますが、2020年では変わってないはずなんですけど、要は社会の問題っていうことでしょう。これが70点と。

まあ、こういうたぐいの変更が起こったとして、まだ一私立大学の早稲田だけで、それもその中の3学部だけで、だから何が変わるんだっていう話ではあります。

具体的に何が変わる?

ということで、現段階では、

  1. 数学の必修化
  2. 英語の外部検定

あたりに、気がいってしまうわけですが、これが一般的だとするなら、ちょっと結構大変なんですけど…
ということです。
配点が出たことでわかるんですが、

  • 英語=共通テスト25点+外部検定30点+独自試験35点(仮)=90/200
  • 国語=共通テスト25点/200点
  • 社会=共通テスト25点(※ほかにしてもOK)+独自試験35点
  • その他、数学や理科=共通テスト選択分 数学①25点+もう1科目あるいはなし

もうわかりますよね?
私の科目国語が、70点/230点から大幅な配点変更です。
そもそも、政治経済に古典がいるのかって話なのはわかります。だから、これを独自試験の国語で測ろうっていうことでしょう。おそらく。
慶應大学がずっと小論文を課していたことを考えれば非常に妥当な作戦です。
いやいや、すごいことになってきました。
要は、英語と大学で必要な専門性が第一優先。
そして、一般教養として、国語や数学や理科などを要求していく。だから、古典や漢文がいらないわけではない‥ということですよね。

共通テストを一般教養としてとらえなおすと…

この変更が可能になるための共通テストの性格をおさえておきたいと思います。
共通テストは簡単だ…なんていう話もありますが、これは全く違います。数学や物理などで出題傾向や出題内容に批判が出ていることは100も承知の上で、試行調査のデータだけでみるかぎり、平均点は50点ぐらいでそろえられています。現在のセンターが60点ぐらいだから、平均点は下がっているんです。
これはおそらく、もともとのレイアウトが、基礎学力試験と現状の共通テストの二本立てで、基礎学力の方がレベルを下げてAOとかに使う‥みたいな話だったのが、いつの間にか、こちらがフェードアウトして、共通テストだけが残ったんですよね。
だから、このまま行くと、共通テストはむしろ上位大学の選別に使える試験になるわけです。
今年の11月にもう一回試行調査がありますが、ここの平均点がもし50点なら、反省してないということなので、このぐらいの平均点を狙っていたんだ、ということがはっきりします。
で、これが50点ぐらいだとして、例の「1点刻みはやめる」というのが、ABCDE5段階です…みたいな話であるなら、この早稲田の入試方式はあり得ないはず。ということは、ほとんど今までと変わらない方式なんだろう、と推測できます。
うん。共通テストは決して、簡単になって教養を聞く、勉強しなくていいんだ‥ではなく、むしろ、今まで通りの基礎学力をはっきりと確かめる試験として生き残っていくんじゃないかっていうことです。

じゃあ、どうしましょう?

2020年入試を受ける現高1の場合、こういうはっきりとした変更をする大学と今まで通りの試験を課してくる大学、まあそもそも早稲田の中だって、政経は変えるけど、法・商・社学・文・文化構想は変えないみたいな話で進んでいるわけで、この二つの準備をすることになるわけですが、結局はあまり準備としては変わらない。
いくら配点が低いとはいっても、共通テストレベルの基礎知識は必要で、それは平均点が下がるとすれば、より難関大ほど手が抜けないわけですから、やるしかない‥という感じ。
一方で増えるものは、とにかく英語のウエイトと、それから論述というか、大学の学部学科で必要な小論文的な知識の活用、という方向性が見えてくるわけです。
これだって、難関国立大を受ける人からすれば、もともと論述対策しているし、慶應を受けるなら専門的な小論文対策が必要だし…ということであまり変わりません。
じゃあ、何が変わるんだ!と言われれば今のところ、
私立文系という逃げ道がなくなっていく‥ということじゃないかと思います。
もちろん、難関大学まで狙わなければ、今だって基礎知識をきちんと詰め込んでいけばいいわけで、その延長線上に早稲田があった。でも、これからは、難関大に行くなら、論述とか活用とか思考力とか、そういうことが要求されてしまうから、簡単に私立文系って逃げると、あるいは、高3からあわてて塾通って受験勉強、なんてやると、行ける大学が限られるというような気がします。

国語の教員としては、教える内容は基本の徹底としつつ、どうやって思考力や表現力を鍛えるのか、という難しい課題があがってきたような気がします。

「平成」が終わる…昭和の時代と今の環境から子どもの教育を考える。第三回「新聞」

さて、このシリーズも3回目です。どの程度、こどもの教育に関係するものがあるかわかりませんが、今日は新聞をとりあげてみたいと思います。

「新聞」をとらない選択

うちでも、一度話題になりましたが、新聞をとる必要があるかどうか、考えたりしませんか?

ネット・スマホが普及しましたよね。

新聞をとらなくても、新聞と同様の情報がある程度入ってくることになります。いえ、スポーツにせよ、犯罪にせよ、スキャンダルにせよ、むしろ、ネットの方が情報量が多く、いろいろな新聞社の情報が入ってくることになりました。それどころか、そのニュースを読んだ人の感想なども含めて、個人レベルの意見まで読めるのですから、新聞をとる必要がなくなります。

新聞にしかない情報、というのも確かにありますが、そういう情報がほしい人はデジタル版を契約すればいいわけです。そもそも新聞をとっていた時だって「読んでる?」という疑問はあるわけで、それが新聞とるとらない問題の核ですよね?

そもそも隅から隅まで読んでいるとは限らない。主要なものはネットである。隅から隅まで読むならデジタル版の方が便利。

新聞というのは、場所に制約されますから、状況で言えば、朝、新聞を広げるような絵柄が浮かびます。電車に持っていく、というのも確かに昔はありましたが、現代は手のひらにおさまるスマホがあるのに、わざわざ新聞を車内で広げる、というのはあまりいいものではない‥というのもわかります。

めっきり電車の中で新聞を開く人も減りました。電車の中は、駅でしか買えないゴシップ紙(?ごめんなさい)に近いものぐらいでしょうか。それもずいぶん減ったと思いません?

じゃあ、家で新聞を読むとして、朝と帰ってきたあと。イクメンの風潮も結構重要で、昔みたいにお父さんが起きたら、新聞と食事が用意されている時代でもないですよね。「読みたかったら自分でとってきて」奥さんからすれば当たり前です。マンションだったら、取りに行くのも面倒。食事だってお父さんが作ることも風潮としては当然。(実際はどうか知りませんけど)

で、奥さんだって働いている。朝の忙しい時間や帰ってきて家事をやっている間に新聞を読むか…。やっぱり通勤時間がまずその時間にしたい。

要するに、新聞をとらない選択はかなり現実的で、効率的な気がします。

「新聞」がなくなったら、何が変わる?

というわけで、新聞がなくなって何が困るのか、ということです。

まず、情報は入手できる。必要だったら、デジタル版を契約すればいいので、新聞がなくなっているわけではない。

次に、子どもの状況を考えてみます。

小学生ぐらいの子どもであるとするなら、そもそもそんなに新聞を読んでいないはずです。自分の経験だと、4コマ漫画とスポーツ面。これだけ。あとは一面の見出しぐらいでしょう。当然、その他の見出しも目に入ったかもしれませんが、こんなところでした。

だから、小学生の子どもにスマホを与えていないとしても、まったく問題がない。そもそも読んでいないのだから。

教育的に新聞を読むということを、意識させたくなるのは、中学生から高校生ぐらいにかけてで、このあたりになってくれば、スマホを持たせはじめますから、だんだん大人に近づいているわけですね。中学受験を考えている小学生家庭では、新聞にこだわるなら子ども新聞をとることを検討しますから、大人の新聞はなくてもいいわけです。

というわけで、影響はあまりない、と考えたくなります。

子供は親の真似をする。

実際はそうはいかない、というのが今日の話です。

ここまでの話は全く問題ありません。新聞を読む、というそのものについては、ここまで説明した通りです。

でも、問題は、2歳ぐらいから、子どもは親の様子を見ている、親の動作をまねる、ということです。

家に新聞があり、親が広げていれば、子どもも広げて「読む」動作を覚え、場合によっては真似はじめます。仮に読んでいなかったとしても。

読む動作がなくなること自体は大きな問題ではないかもしれません。代わりがあるからです。たとえば、絵本とか、雑誌とかですね。

でも、問題は、新聞を読む行為の代わりの動作です。

それは、スマホタブレット、です。

大人はスマホで記事を読んでいるかもしれない。でも、子どもにはそれは、「スマホタブレットをながめて指を動かす動作」にしか見えていない、ということです。

だから、子どもはスマホタブレットをいじります。

残念なことに、それはゲームであったり、動画であったりするのです。

新聞は読むことしかできないから、それをまねるしかないのですが、スマホにはそれ以外の機能がありますから。

子どもは、スマホで記事は読みません。中学生ぐらいになったとしても、彼らは、「ゲーム」「SNSでの友人との会話」「動画」「アプリ」です。ほかにやることがいっぱいあるのです。

もしかしたら、きちんと教えておかないと、新聞のない家庭では、「新聞」というもの、つまり「ニュース」やそれを伝える「報道」の仕事というのもよく理解していない小学生、というのも存在しはじめているのかもしれません。

新聞がご家庭に目に見える形でおいてあれば、それは避けられます。親が新聞を読む、という行為を、たまにであっても目にしていれば、「新聞を読む」という独特の行為がすりこまれます。

字の読めないような子が、親の真似をして、新聞を広げる。読めもしないのに、眺める。そこにジジババがやってきて「新聞読んでるなんてえらいねえ」なんてほめる。こうして、字を目にして、読む真似をはじめる‥

こういうことが、

スマホタブレットをいじり、ゲームや動画をはじめる‥

ということに置き換えられるわけです。

多少の無駄であっても、新聞はとってほしいなあ、と私は思うんですね。 

夏休み!受験生が集中して学習するための豆知識!

夏休みになりましたね。

受験生にとっては勝負の夏です。センター試験、中学入試でいうと、茨城、埼玉、千葉と入試が始まっていくのが1月の半ばですね。

そこから逆算すると、入試まで170日程度。

夏休みが終わってしまえば、あっという間に残り100日(基本的には10月に入ったぐらいで残り100日のはずです)。

というわけで、勝負の夏であるのは当たり前といえば当たり前です。

というわけで、今日は学習方法そのものよりは、集中するためのあれこれを書いておきたいと思います。

 失敗も成功も分析すれば繰り返せる!

大事なことは、失敗したときの状況と、成功した時の状況を分析することです。

うまくいったのも理由がある。失敗したのも理由がある。

そう考えれば、うまくいったとき、失敗したときのそれぞれの原因を分析することで、同じ状況を繰り返すことができるようになるかもしれません。

因果関係は、証明できなくてもいいんです。うまくいったことを繰り返す。失敗したときのことをやらない。

これだけの話ですね。

まずは分析してみるといいと思います。

質問です。

  1. 集中できる時間はいつですか?朝ですか?昼ですか?夜ですか?
  2. 集中できる場所はどこですか?勉強できない、集中できない場所はどこですか?
  3. 集中するために直前にすればいいことは何ですか?逆にいえば、集中できないときにやっていることはなんですか?
  4. 集中しているときの服装はどんなものですか?集中できない服装はどんなものですか?
  5. 集中を妨げる、邪魔になるものはなんですか?
  6. 集中できなくなるのは誰と一緒のときですか?集中できるのは誰と一緒の時ですか?

こんな感じ。

うまくいく理由を見つけて繰り返す。

うまくいかない理由を見つけてやらないようにする。

こういうことを繰り返すうちに、成功するパターンが見えてきますよね?

行動をルーティンにする。

こうして分析したら、この行動をルーティンにすることが大事です。

  1. 学習する場所を決める。
  2. 学習する前にすることを決める。
  3. 学習するときの服装を決める。
  4. 学習するときにそばに置かないものを決める。
  5. 学習するときに一緒にいる人を決める。

これは裏返せば、やってはいけないことを決めることに近いです。

でも、「やらない」って決めることはできても、人間は誘惑に負けていきます。だから、やらないことを決めるよりは、「やること」を決める。

「やること」を決めて、繰り返すようにするんです。

たとえば、「ゲームをしない」と決めることはできても、ゲームをしないことは難しい。でも、「勉強するときにゲームを居間においておくこと」や「親にあずけること」はできますよね?

このように「やること」に変えていくことが大事なんですね。

音楽との向き合い方

音楽については、いろいろな説がありますが、私が信用しているのは、「どんな音でさえ、あった方が集中できる」という説。

工事現場の騒音でさえ、無音より集中力があがるのだそうです。

となると問題はふたつ。

ひとつは、「本番では無音。それに合わせておいた方がいい」という説です。

私は、夏にここまで本番想定をしなくてもいいのではないか、という考え。つまり、今の時期は、音楽をかけたり、音がある状況で学習をし、もう少し入試が近くなってから、無音になれる、ということでいいような気がします。

二つ目は、音楽がなぜ集中を妨げるか、という話。これは、基本的に知っている音楽で歌ってしまうようなことに限られると思います。ということは、歌わない音楽にすればよい、というそれだけだと思います。

クラシックだけでなく、歌詞のない音楽。日本人である私たちなら、洋楽でも大丈夫な可能性がありますよね?このあたりは柔軟に考えていいと思います。

そして、最後になりますが、各教科の音楽を決める、テーマソングを決める、というのもひとつの手です。パブロフの犬ですね。

特定の音楽をかけると自然と、その科目をやる雰囲気をつくる、ということです。

そんなこともひとつの手だと思います。

スマホをどう扱うか?

現代の高校生にとって、もっとも脅威となるのはスマホです。

ある研究では、見ないとしても、そばにあるだけで作業効率が落ちるのだそうです。

したがって、スマホがそばにあることは学習の妨げ以上の何物でもありません。

第一に、置き場所を決めること。学習するときは違うところで充電。部屋で勉強するなら、居間。今で勉強するなら、自分の部屋。

第二に、友達を巻き込むこと。学習の最中に、友達から「連絡があるかも?」なんて思うから、そばにおくわけです。「絶対に連絡がこない=しない」と約束をしてしまえば、いいわけです。スマホで。つまり、「これから〇分は学習。〇分後に報告」と決めるような仕組みが必要なんですね。

そして、友人と決めておくもう一つのルールは、いわゆる既読スルー的な発想をすべてあり、と約束すること。返信するのは、自分のタイミングとお互いに決めること。

現代において、スマホを手放すことは無理。でも、スマホを使っていたら、落ちます。

妥協点は、スマホを介して、勉強するコミュニティを作る以外にないように私は思います。むしろ、離れていても友達同士で学習時間を管理し、見張り合うようなツールにできないか考えましょう。

最後に重要なことですが、時計やタイマーを持つこと。スマホを時計代わり、アラーム代わりにしたら、スマホがずっとそばにあります。目覚まし時計をはじめ、アラームつきのタイマーや時計を必ず買っておくようにしましょう。

眠い時にどうする?

眠い時にどうするか、という問題です。眠気との戦いについて書きましょう。

その1 すぱっと寝る

まず、夜であるなら、あきらめて寝ましょう。がまんして、眠気にたえても何の意味もありません。学習にとって、重要なのは時間でなく、学習した量であり、頭の中に入った量です。

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 眠気に耐える暇があるなら、寝る。

眠気と戦う2時間より、集中した15分ぐらいのつもりが大事。

夜ならさっさと寝て、朝30分早く起きてやるだけでも違うと思います。

その2 眠気を覚ますには?

眠気を覚ますには、まず第一に「ブドウ糖」です。脳を使えば、糖分が不足します。そうするとあくびが出てきます。つまり、眠くなる。この段階で必要なのは、ブドウ糖。つまり、ラムネです。

朝、ご飯を抜くと午前中の段階で眠くなる。夜間食がなければ、当然10時から11時ぐらいで、糖分が不足します。ご飯をたべてからの時間を考えつつ、ラムネを食べて糖分を補給すると眠気がとれる可能性があります。コーヒーよりもラムネです。

次に、動くこと。歩く、立つ、声を出すなどが効果がありますが、眠気を覚ますには、左手を動かすのがいいと言われています。つまり、右手で書いているだけでなく左手を、握ったり開いたりするのがいいんです。

意図的に左手を使うように心がけましょう。

その3 ソフトドリンクの効用。

糖分の補給ということになると、ソフトドリンクということも考えられますが、吸収しやすいことと、糖分の量が多すぎるところに大きな問題があります。

ソフトドリンクを飲みすぎると、血糖値が急激に上昇し、それを押さえるためのインシュリンが分泌され、血糖値を下げに入ります。結果として、糖分は減少していくことになり、糖分不足の状況になります。

学校で居眠りする生徒の特長は、「学校でソフトドリンクを飲んでいること」だったりするんです。休み時間にソフトドリンクを買ってきて一本飲むような生徒は必ず居眠りをする、というような話をすると、どのクラスでも、誰かが視線を集めます。そのぐらいこころあたりがあるようです。

ソフトドリンクのコントロールには親が介入する必要があるかもしれません。

その4 午後にどうするか?

午後に眠ったとするなら、短時間の睡眠をおすすめします。たとえば、昼食後、満腹感から眠くなるようなケースです。

15分から20分程度の昼寝は、効率を高めるといわれていますので、夕方でなければ、タイマーをセットして、15分から20分の睡眠がよいと思います。

逆に15時以降に眠くなってきたとするなら、前述の脳の糖分不足の可能性が高いので、ラムネをはじめとする糖分補給が必要でしょう。

睡眠と学習の関係

 最後に睡眠と学習の関係です。

睡眠中に人間は記憶を整理して頭の中に入れていきます。したがって、徹夜の勉強は、その場しのぎにはなっても、長期記憶には結び付きません。覚えたら、寝る、というのは学習の鉄則です。

したがって、睡眠の直前は、記憶のゴールデンタイム。単純な記憶は睡眠直前が向いているといわれています。したがって寝る前に、今日やったことをざっと復習したり、単語や文法、歴史の一問一答など、覚える類のものをまとめるといいでしょう。

逆に朝、起きた直後は、脳が整理されて、リフレッシュされた状態。

こうした起きた直後は発想型のものが向くようです。

したがって理数系の応用問題や、小論文タイプや記述問題。あるいはマインドマップを作るような作業が向いているようですね。

とはいえ、重要なのは、自分自身が集中できること。

場所を変えてみたり、服装を変えてみたり、教科を変えてみたり‥。自分の癖を分析して、学習のリズムを作っていきましょう。

 

高3大学受験生におくる「夏休みにすべきこと」。学習計画と学習方法のまとめ。

夏休みが近づいてきて学校では受験生にメッセージを贈るのも最後。集会とか学年通信とかで、送り出します。というわけで、うちの生徒に書いたものをこのブログでも紹介しておきます。

書いている対象は、みんながなんとかGMARCHには受かっておきたいと思っているような生徒たち。でも実際は、半分ぐらいしか達成できない…というような雰囲気です。だから、意外とみなさんに合うようなレベル感だと思います。

では、行きましょう。

 その1 8月末河合模試・9月ベネッセマーク模試の目標点を科目別に設定しよう。

 夏休み明けの模試で、おおよその目安が決まります。今ならセンターまで200日弱ありますが、夏休みが終われば、100日あまり、後期開始でセンターまで100日です。1/2が終わるわけですから、夏終わりの成果は重要です。

 センター試験の場合、7科目センター80%目標なら、ベネッセ9月マークで70%弱、3科目センター90%目標なら80%弱が目標です。

 河合模試の場合、8月末はD判定からE判定の上の方が必要です。偏差値を目標点に直しておかないと、目標がいい加減になります。標準偏差×0.1が偏差値1に必要な得点ですので、5月模試の結果から、目標偏差値→目標得点を探す作業をしておきましょう。

ここのところ、模試の話を参考にしてください。 manebi.hatenadiary.jp

 その2 その点数を必要な分野に割り振り、その分野で得点するための参考書や問題集をそろえよう。

 次にする作業はその得点を、どの分野でとるか決めることです。漠然と「まず単語」とか「まず文法」では、その得点をとることができません。得点がとれないということは、最終的に目標を下回る可能性が高いということです。まず、各分野で何点つむのか決めてわりふりましょう。

 次にその得点を増やすためにやる問題集を手元に揃えましょう。わからなければ、「この分野のこの問題で〇点とれるようにしたい。何をやればいいか教えてほしい」と問題と模試の結果を持って、具体的に塾でも学校でも先輩でも聞きにいきましょう。「英語で〇〇点」のような質問だと正しい答えが返ってこない可能性があります。「この分野で〇点、ここで〇点」と具体的にして聞きましょう。 

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 その3 手帳などを活用して、達成度をはかろう。タスクを決めてつぶすか、やったことを記録するか

 そうしたら、実際にやる必要があります。やるべきタスク=問題集や参考書を書き出して、計画を立てましょう。

 計画を立てるのが苦手な人は、とりあえずやって、記録をつけましょう。1週間ぐらいやったら、記録を見直して次の週のやることを検討するとよいでしょう。 

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  どうしても計画を立てることが苦手な人は、最初に自分のミニマムの単位「量と時間」を計測するといいでしょう。つまり、「もうだめ!」と思うタイミングの「量と時間」を決めておくのです。それを科目や分野ごとに決めれば、夏休みにやりたい量をこなすためには、何回それをやればいいかがわかります。あるいは、トータルでどのぐらいの時間が必要かもわかってきます。それが決まれば、やる気になる可能性は高いですよ。

この部分はこのブログが大変参考になります。すばらしいですね。ぜひ読んでください。他の記事もふくめて、学習方法の参考にとてもなると思います。

というか学習方法を確立できるということがひとつの才能ですよね。

coffee-morning915.hateblo.jp

その4 ストップウォッチやタイマーを活用しよう。

 というわけで、ストップウォッチやキッチンタイマーは必須です。はかるだけでなく、タイマー機能を使って、ミニマムのユニットが終わったら、次の科目…というようにすすめていきましょう。記録しておくのも大事です。 

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その5 1週間で全科目、2週間で全分野に取り組もう。

 どんなに大変に見えてもこれをやらないと、

・1週間でやらない科目は、間が2週間あく

・2週間やっていない分野は、間が3週間あく

という恐ろしい事態になります。授業がなくなりますから、得意科目であっても3週間ぶりの試験だとあやしいですよね。

 ちなみにですが、一番簡単な手は、2週間に一度、センターでも、模試でも、過去問題でも、入試っぽいものをやれば、最低全分野やったことになります。

 また、文法や単語に力を入れても、毎日読解をするなどの工夫も大事です。

その6 苦手は夏休みで目途をつけよう。

 苦手分野は、夏休みに取り組み、解決しないまでも、「この調子でいけばなんとかなりそうだ」ぐらいの手ごたえはつかみましょう。

 苦手が最優先。苦手を普通にするのと、得意をさらに得意にするでは、苦手を普通にする方が簡単。また、読解などの分野は秋以降残り100日では間に合わないこともあります。まず取り組みましょう。

その7 センター試験の科目は、休み明けまでに必ず決めよう。

 10月頭がセンターの出願ですが、学校のとりまとめの関係上、9月中旬にはセンターの科目は決めなければならず、申告したものは変更ができません。出願時に必要なのは、次のものです。

・2科目以下か、3科目以上か。費用が異なります。

・国語、数学、英語…受けるか受けないか

・理科…基礎1or基礎なし1or基礎1+基礎なしor基礎なし2

・地歴・公民…1科目or2科目

・英語以外や数学②で簿記などを選択するかどうか

 国語や数学は、受けるといっておいて当日いかないのはありですが、当日受けることはできません。

 理科は、何を選択するかは当日ですが、1から2科目、2科目から1科目への変更はできません。

 地歴・公民は、問題は1冊ずつ配布されます。選択は当日ですが、1から2科目、2科目から1科目への変更はできません。

 2科目選択した場合、途中退室はできないですし、途中から入ることもできませんので、必ず2科目の時間は拘束されます。

 というわけで夏の間に科目設定をある程度決めなければいけない、ということが起こるんですよ。だからこそ、苦手の克服は夏で目途を立てなければいけません。

 その8 夏休みに勝手に「推薦をとる」ことをしない。

 指定校はあるとは限りませんし、あってもあなたが選ばれるとは限りません。正式に自分に決まるまではあきらめてしっかり受験勉強をしましょう。AOや公募、自己推薦も同様です。高校入試と違って楽になるわけではありませんので、「1ランク落としたから大丈夫」というような訳のわからない受験はやめましょう。だめだったら受験するしかないわけですから、受験勉強はきちんとしましょう。

その9 AOや公募の準備は、必ず夏のうちにはじめよう。

 みなさんが受験したがる大学のAOや公募は準備が必要です。受験勉強とは違う準備が必要です。たいていの場合、文章力や熱意などではなく、興味・関心とそれを裏付ける深い知識が必要になります。準備を始めましょう。ただし、受かるとはかぎりませんから、受験勉強+1科目、2科目というイメージで時間や分量を配分するとよいでしょう。

その10 朝、起きる時間は固定して、学習のリズムを維持しよう。

 夜型、朝型はこの時期はやりやすいようにしていいと思います。ただし、起きる時間や寝る時間、勉強を開始する時間を決めないと集中できなくなります。必ず固定しましょう。

 一般的に、

・朝は読解問題や応用問題、記述問題など発想型のものに向く。

・寝る直前は、暗記ものに向く。

ということが言われています。

 食事の1時間から2時間後で、脳の栄養となる糖分が補給され、その後足らなくなりますから、間食は必要に応じてとりましょう。

 午後など、眠くなる場合は次の中のどれかです。

・血糖不足…ラムネ=ブドウ糖などを入れると眠気がとれます。コーヒーなどよりも効果的です。

・糖分のとりすぎ…ソフトドリンクなどを飲みすぎるとインシュリンが分泌され、血糖がすくなくなり、同じことがおきます。糖分のとりすぎに注意しましょう。

・疲れている…15分から20分の昼寝は作業効率を高めます。ただし20分で十分です。

 対処法はいかの通り。

・環境や場所を変える…気分転換は大事です。

・歩く、動く…体を動かすのは悪くありません。たまにはクラブに戻ってもいいですよ。

・思い切って寝る…夜などはがまんして2時間やるより、寝て朝30分やった方がまし。

・ラムネを口に入れる…書きました。

 科目別のアドバイス

英語・国語

・読解は毎日やる…訳を先に読んでカンニング音読。できれば1日1本5回ぐらい読みたい。これを毎日。

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・即効性を求めるなら単語…まず単語から現代語だけでいいので、単語を一気にやると成果があがりやすい。 manebi.hatenadiary.jp

 

・得点がほしいなら文法…文法は得点をとるため。覚えることだけでなく、問題演習と組み合わせると効果的。

・要約は、本を閉じて。自分の頭で構成を整理する訓練を。 

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 歴史・地理など

・7周するつもりで。1周目は大見出し、2週目以降は小見出しまで、5週目以降は細部まで覚える。 

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 ・ノートへのまとめ直しは重要。

・まとめ直す→それを見て覚える→白紙に再現する=口頭で再現する
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 ・2週間でセンターなどで全分野チェックを。

数学・理科

・とにかく問題を解く。問題を解かないと意味がない。

・質も大事だが量はもっと大事。

・苦手な人は、例題だけでも、早く1周する。中学から高3まで、簡単なところだけ。

・目次を貼りだして、例題・基礎・標準・応用のどこまでいけたかを記録する。

・得意で余裕がでてきたら、簡単な問題は紙でやらず、解法の方針を口頭で説明しておしまい。苦手な人はこれはやってはだめ。実際にやること。

・5周ぐらいで応用までたどりつきたい。

 

以上です。ひとつずつの説明は短くしておりますが、ご了承ください。

では、よい夏休みを!

ゲームと学びを考える。ゲームをすることだって立派な学び。「スコットランドヤード」

今週のお題「ゲームの思い出」について、はじめてチャレンジしてみたいと思います。

というのも、「ゲーム」というのは書かなければいけない項目だったからです。

ひとつはテレビゲームやスマホのゲームの話。

もうひとつは、頭をよくするゲームの話。

この「学びの真似び」としては、知識そのものよりも知識を得るプロセスに意味があるという考え方でやっています。

そうすると、ゲームであるか、学びであるかということはあまり関係なく、そこにどういう学びがあるか、ということが大事だと思っていたのです。

だから、子どもがすべきゲーム、頭がよくなるゲームをきちんと紹介したいし、ゲームをたくさんやってほしいと思っていたところだったのです。

というわけで、今日の話はゲーム。

 将棋や囲碁、そしてトランプ

まず、ゲームといっても、思考力や論理性を育てるものはたくさんありますよね。

将棋や囲碁がもてはやされているのが一番。

賢くなりそうですよね?

トランプだってそう。

神経衰弱なら記憶力。

ばば抜きなら心理戦。

ポーカーなら確率論。

それぞれ、意外と学力向上のエッセンスがあるような気がします。だから、ゲームが学習の妨げ、なんてことは一切なくて、逆にゲームから学べることも多いはずです。

テレビゲームってだめなの?

では、テレビゲームはどうでしょう?

頭を使わないで、反射神経だけ使うようなゲームも多いことは間違いありませんが、昔はやった任天堂DSの漢検ソフトをはじめとして、学習ソフトも多くでています。

というより、最近のCMを見ている限り、タブレットに移行して、ゲーム感覚で学習させようというのがありありです。

もちろん、これはこれで言いたいことは山ほどありますが、少なくともすべてが悪いわけではないことは確かです。

しかし、やはりテレビゲームの方が、一般論として思考力を鍛えるものは少ない。反射神経やアニメを見るようなゲームが入り込んでくることは間違いありません。

学習という意味でいえば、あまり学力にプラスになるとはおもえないようなゲームが多数ですね。

そして、やっかいなことに、一度テレビゲームをやってしまうと、脳みそが学習するためのモードから離れてしまうんですね。だから、テレビゲームをやってしまうと学習効率がさがる。つまり、家から帰って先にゲームをするのは学習の妨げ、ということです。

となると寝る前、ということになるんですが、寝る前は、「暗記」のゴールデンタイム。だから、寝る前にゲームというのももったいない。

となると、あんまりテレビゲームはすすめられない…というのが子どもには悲しい結論です。スマホ系はまた別で書きますが、また別種の大きな問題があります。

だからといって、こどもからゲームをとりあげるのはかわいそうですが、これが論理的な結論。

一応書いておきますが、私はテレビゲーム、特にファミコンで育ったので、ゲーム禁止なんて思いません。楽しかったし。

だからこそ、ボードゲーム

そうだとすると、やっぱりボードゲームですね。楽しくて、頭を使って…

そういうゲームは絶対に頭をよくします。なんて思っていたら、見つけたブログを紹介。

nezumileader.hatenablog.com

私は動機がちょっと不純なので、おもしろいに加えて、「これって頭よくなりそうだな」っていうのを紹介してみたいと思います。

みんなが当たり前に知っているゲームも紹介しますが、とりあえず一回目は「スコットランドヤード」です。

 「スコットランドヤード

 

スコットランドヤード (Scotland Yard) ボードゲーム

スコットランドヤード (Scotland Yard) ボードゲーム

 
スコットランドヤード ジュニア (Scotland Yard: Junior) ボードゲーム

スコットランドヤード ジュニア (Scotland Yard: Junior) ボードゲーム

 
スコットランドヤード 東京 (Scotland Yard) 266357 ボードゲーム

スコットランドヤード 東京 (Scotland Yard) 266357 ボードゲーム

 

ジュニアと東京はやったことがありませんが、見つけたので貼り付けておきます。

このゲームは、逃げる犯人一人を、残りのみんなが刑事のチームとなって犯人を捕まえるゲームです。

逃げる路線は、タクシー、バス、鉄道。停車駅が決まっていて、全部がとまれる駅や路線もあれば、バスだけしか止まれないところやいけないところもあります。

犯人一人を、みんなで追い詰めていくわけですね。

こんなの簡単につかまると思うでしょ?

実はこのゲーム、犯人は姿を見せないんです。刑事は駒があって、タクシー、バス、特急のチケットがあって、それを使いながら、駒を動かすんですが、刑事には犯人がどこにいるかわからないんです。

では、どうやって犯人がわかるのか?

ポイントのひとつは、使ったチケットはみんなが見えるように残していくんです。つまり、「ここでバスに乗ったということは、バスの停留所から次のバスの停留所に移動した」ということが推測できるわけ。

そして、もうひとつは、何回かに一回犯人は出現をします。そして、その場所に犯人がいたという駒をおいておくわけ。

そこから、使ったチケットを見ながら、「ここかここかここのはず」という推測をみんなでしながら、逃げ道をふさいでいくわけですね。

犯人はインチキできないように、チケットをおくところにいた駅の番号を書いていく…

よくできてます。

これだけだと、犯人が結構おいこまれるので、何枚かどのチケットかわからなくなるブラックチケットを持っていて、どれかわからないようにすることもできます。

犯人の出現回数や、ブラックチケットの枚数、場合によっては刑事の人数を調整することで、子どものレベルに合わせて遊べるのもおもしろいです。

犯人が目線でばれないように、それを隠すサンバイザーまでついているのは芸が細かい。

基本的に刑事チーム対犯人、ですが、大事なのは駒の数なので、最低二人でできるのもいいですよ。

家族でボードゲームやるときに、「やっぱり4人ほしいよね」っていうことが多いんですけど、これは二人でもできます。刑事は一人で全部の駒を動かしていけばいいので。

ちょっと高度なゲームだから、なかなか低学年でははまらないかもしれませんが、大きくなってきたら、完全にはまります。

ちなみに私は、大学生の時にみつけて、結構やりました。

舞台はロンドンのはずだったんですけど、東京もあるんですね。東京の位置関係も覚えられるかも。

心理戦と推測力も必要。逆算する力も身につきます。

犯人を追いつめるための手数を考える…詰将棋に似てるかもしれません。

ゲームって学びですよね。 

だからといって、「学力をあげるためにゲームをする」っていうのも邪道です。

楽しく、頭を使って、夢中になってやっていたら、学力がついていた…

たぶん将棋とか囲碁とかもそうですよね。楽しいからやっている、やっていたら、賢くなる…

そんなゲームを紹介できればな、と思います。

平成が終わる…昭和の時代と今の環境の違いから子どもの教育を考える。第二回「駄菓子屋」

最近「平成最後の…」という冠がつくことが多くなってきましたね。なんだか時代の終わりを痛感します。

まして、自分のように昭和の時代に子どもの時代を過ごしてしまったら、今のこどもとは全くちがう環境で過ごしているような気がします。

マインドマップの第一回はなんとか書きまして、学習方法も少しずつ進めていきたいところではありますが、コラムシリーズの第二回は、「駄菓子屋」です。

「駄菓子屋」って知ってますか?

首都圏に生活しているものとしては、駄菓子屋がいっさいなくなってしまった感覚があるのですが、全国的にはどうなのでしょうか。

実際に旅行にいってみても、かなりの確率で「コンビニエンスストア」的なものに、駄菓子屋は駆逐されてしまったような気がします。

うちの近くではパン屋に、今のコンビニの走りのようなラインナップのなんでも屋的な店、あるいはおもちゃ屋のようなラインナップの店、うちの近くにはありませんでしたが、飲食店のような機能を持った店…などなど、さまざまな駄菓子屋が、住宅街の中に普通にあったような気がします。

生徒たちに聞くと「今もありますよ。よく大きなショッピングモールに行くとあります」という反応が返ってきたりします。

でも、あれではないんです。

なぜかというと、私が話をしたいのは、駄菓子屋におけるコミュニケーションのことなので。

だから、スーパー、コンビニに駄菓子がおいてあるかどうかという話ではないし、ショッピングモールに駄菓子屋があるかどうかという話ではないんですね。

「駄菓子屋」のコミュニケーション

というわけで、昭和の時代にあった「駄菓子屋」とはなんだったのか?

あの時代、たぶん今もあるところにはありますが、駄菓子屋は、普通の家と一続きだったのです。

だから、店には誰もいませんでした。

店とひとつづきになった家の中に、おばさんはひかえていたのです。

だから、ぼくたちは店につくと

「くださいな!」とか、「すいませ~ん!」とか、大きな声を出すことが必要でした。

今から考えれば平和ですよね。

たぶん、店番なんてしなくても、そう悪い人はいなかった。

だから、お客さんが買うときに、声をかけて、その時だけ店に出てくればよかった…。

私はいわゆる首都圏の住宅街の中に住んでいましたが、その中にそういう店が3軒ありました。パンと飲み物とタバコとあとは日用雑貨が少し。そしてぼくらの目当ては駄菓子とアイスでした。あとは多少のおもちゃとかくじびきとか。

そして、もうひとつ、大きな違いは、お金をちゃんとおばちゃんに払うこと、です。

「何をばかなことを言ってるんだ!」

と思わないでくださいね。

レジとバーコードなんてなかったし、いくつかの商品は、値段がわからないんですね。

棚にならんでいるだけなので、値札なんていちいちつけなかった。

特に駄菓子は、「ひもについた飴=あたりは大きくて、はずれは小さいやつ」とか、「きなこ棒」とか、値段がやっぱりわからないんですよね。

だから、ぼくらはおばさんに出てきてもらわないと困るんです。

「これ、いくら?」と聞かなくちゃ、買物ができない。

にぎりしめたお小遣いをどう使うかを計算するには、おばさんがいないとどれがいくらかもわからなかったわけです。もちろん、全部じゃないですよ。値段が高いものはたいがいパッケージに値段があるんだけど(たとえばアイスなんかは30円か50円かはわかりました)、10円か20円くらいの駄菓子になってくると、そもそもパッケージがなくて、たぶん、まとめて入っていた大きな箱の蓋にあるんだろうけど、それがはずされてしまっているし、勝手にその商品をとったりはできないから、おばさんに出てきてもらう必要があったんですね。

なんとなくわかりましたか?

そうなんです。

ぼくたちは、買物ひとつするにも、誰かに話しかけないと買い物ができなかったんですね。それは昔の商店街がそうだったように。

そして、駄菓子屋という、こどもの買物にも、そういう場所があったんですね。

おばさんが計算を間違えたり、一緒に計算し直したり…

現代の買い物事情

というわけで、何が失われてきたかわかりますよね?

いくら、コンビニやスーパーで駄菓子コーナーがあっても、昔ながらの雰囲気に作られたショッピングセンターの駄菓子屋があったとしても、そのコミュニケーションはないんです。

こどもが小さなカゴに入れて、買物気分をあじわっても、結局はレジにもっていって、バーコードをピッピッと読み込むだけ。

おばさんを呼ぶことも、値段を聞くことも、計算を一緒にして確認することもないんです。

だから、今のこどもたちは、一言も発することなく、買物をすることが可能です。

思い出してみると、ぼくらが大学生ぐらいの時には、すでにコンビニやスーパーなどがすべてとって変わってしまっているのですが、アルバイトを始めた先輩が、

「こっちは必死に挨拶しているのに、何にもしゃべらないで買い物するやつがいるんだ。失礼だと思わない?」

みたいなことを言っていました。

それが合っているか、正しいかはわかりません。

でも、「そういうことを言う人がいる」時代だったんです。

大人だって、スーパーやコンビニで、あいさつしたり、お礼をいったりする時代じゃなくなりました。

マニュアル的な店員の対応と、ほとんどしゃべらない客…

駅で切符を買うのも機械。

買物はバーコード。

飲食店でも下手をすれば、注文だってタッチパネル。すくなくとも呼び出しは「ピンポン」ですよね。

昔はあれも勇気がいりました。「すみません!」って声をかけないと、店員さんは来てくれませんでした。

今は、基本的に「ピンポン」か、勝手にくるマニュアルですよね。

現代のこどもたちと他者

というわけで、現代のこどもたちは、他者と出会う場所が圧倒的に不足します。

常に知っている人の中でコミュニケーションをとる。もちろん、周りに知らない人はたくさんいるんだけど、声を出さなくても行動できる。

つまり、自分の意思を伝える必要がないわけです。

自分がわかってもらわなくてもよい。相手がわかってくれるはず。

明確な言葉になっているわけではありませんが、自意識の深いところで、そんな刷り込みが起こっているのではないでしょうか。

きっとそれは、いじめ問題もふくめて、クラスでどう人間関係を構築するかまで関わるような出来事の気がします。

自分の意志はなんらかの形で相手が汲み取ってくれるから、買物ができてしまうわけですね。店員さんは下手をすれば、ロボットのような機械の一環なわけで、だからこそ、その一連の流れが狂わされると腹が立ってしかたがないのかもしれません。

サービスのあり方、という論点なら、腹を立てる正当性もあるかもしれません。ただ、今、言及したいのは「こどもの育ち」。

この観点から見るなら、目の前に立っている店員さんが、一人の人として目の前にいることを教えてあげたいものですね。

最後に余計なことですが、駄菓子屋で数少ないお小遣いを握りしめて、何を買うか、必死に考えたあの経験も計算能力に役立った気もします。

必死でためて、「これ買って、あれ買って…いや残してまた今度あれを…」なんて感じ。今のこどもたちは、カゴだけ持っていても、値段なんて知らないで、親と一緒にレジに出して、いくらかも知らないで手に入れてたりしませんかねえ。

あるいは、山ほど小遣い持っているから、平気で買えてしまったり…

10円を必死にためて、1円2円を節約していた自分の時代がよかったような気もします。

 

では。

マインドマップでノートを変える! マインドマップって何?その3つの利用方法 マインドマップ1

今日の紹介はマインドマップです。

似たものとしては、イメージツリー、フィッシュボーンなどがあると思いますが、一番自由度が高く、一般的だと思われるので、「マインドマップ」という言葉を使います。

 マインドマップマインドマップ的思考を身につける

実際にマインドマップを使う練習をしていくことで、「マインドマップ的な思考方法」が身につきます。

この「マインドマップ的な思考方法」というのは、要は整理をしていくということです。

まず、第一レベルの見出し、箱ができる。

その箱の中に入れる、第二レベルの見出し、箱ができる。

そして、また、その中に…ということを繰り返して、山ほどある頭に入れるべきことをすっきりと整理していくことができるようになるわけです。

話してみるとわかりますが、成績の良い生徒というのは、必ず、物事を何らかの方法で「整理」して頭の中に入れています。

それは、歴史のような暗記物だけでなく、国語の要約のようなものでもそうです。

成績の良い生徒は、頭の中に箱や見出しのレベルができていて、逆に、覚えるべきものがすべての点のようになってしまっているとなかなか覚えきれなくなるわけです。

どうやって、こういう思考方法を身につけるか?

その具体的な実践として、「マインドマップを書く」「マインドマップに書き直す」ということをするとよいと思うのです。

というわけで、参考になるのは、トニー・ブザン氏のものでしょう。

 実践を一緒にできるといいのですが、早いのは買うことです。

 

新版 ザ・マインドマップ(R)

新版 ザ・マインドマップ(R)

 

 こちらの方が小学生や中学生にはわかりやすいと思います。

 

 

マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術

マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術

 

 すごくおすすめです。実際の絵が多くてわかりやすいです。

マインドマップの実際とポイント

 例を出しますと、こんな感じ。

f:id:manebi:20180714191049j:plain

教科書の単元の見出しだけです。

これが世界史の教科書のマインドマップです。最初のマインドマップが、教科書の見出しをまとめ、そのひとつの見出しが次のマインドマップになっています。

f:id:manebi:20180714191109j:plain

今度は見出しを真ん中にもってきて文章がマインドマップになりました。

ポイントは

  1. きちんと枝で書くこと
  2. 色をつかうこと、そして色の順番を自分なりに決めておくこと
  3. 色の数=枝の数は7を限度に
  4. へたくそでいいから、絵を描くこと

というあたりです。

ひとつずつ説明しましょう。

 きちんと枝で書く

 傍線と○で書くこともできますが、こうすると、幹の感覚がなくなります。

太い幹=第一レベルの見出し、次の幹=第二レベルの見出し…

ということが大事なんです。だから、ぜひとも三角形のイメージの幹を書いていくようにしてください。

 色を使うこと、そして色の順番を自分なりに決めておくこと

 色を使うことによって、より記憶に残るようになります。そして、使う色の順番を決めておきます。

赤、青、黄、緑、紫、オレンジ、茶色

という風に色の順番を決めておけば、あとで思い出す時に、「○色まで使った」という思い出し方ができます。そうすると、今思い出している見出しレベルがいくつあったかがわかります。

 色の数=枝の数は7を限度に

 この数は7つが限度です。それは平均的に人間の記憶は7つが限度だからです。

manebi.hatenadiary.jp

7つを越える場合は、見出し=箱=分類をして、7つの中におさめるようにすることが大事です。ですから、7つの色の順番を決めればいいわけですね。

へたくそでいいから、絵を描くこと

 このときに、絵を描いておくと、記憶に残りやすくなります。うまい必要はありません。棒と○で人を描く程度でかまいません。自分が何を書いたかわかればいいし、絵が下手だったら、字を足してわかるようにすればいいのです。ほんの一瞬の手間で、記憶を呼び起こすきっかけになります。

 こんなところです。

 マインドマップの活用方法

それでは、マインドマップはどのように使うのでしょうか?

今回は概略だけ説明しますが、大きくわけると次の3つだと思います。

その1 整理・分類して、「覚える」「再現する」

 歴史や地理などの暗記もの、現代文の要約などは、このパターンです。見出しのレベルを意識して、少しずつ細かい枝をつくって整理します。

それを見て覚えて、頭の中で再現して思い出していきます。

 その2 「発想をひろげる」

これは、何かアイディアを出していくための方法です。真ん中のキーワードから、連想する言葉を書き出し、そこから発展させていきます。

応用としては、算数・数学の情報が少ないタイプの問題を変型させて、使えるような形にしていくこともこのマインドマップの応用でできます。数学が普通かややできる子が本当に得意になるためにはこのステップがかけている場合が多いです。

 その3 「逆算をする」

 その2の逆で、ゴール=目的を中心に書き、そこから逆算して、最初の一手に戻していくやり方です。そもそもは学習計画を立てることなどがこれに当たりますが、応用としては、算数・数学・理科などの途中のステップを立てるためにはこういう練習が必要です。

1・2・3・4と手順を追う問題ならできるのに、いきなり4を求めなさい、となると急にできなくなる生徒はこうした練習が必要です。算数や数学が苦手な子ども向け、という感じです。

 

とりあえずは以上です。

次回以降はそれぞれのマインドマップの使い方、練習の仕方について、考えてみたいと思います。